6月30日(金)に県議会の一般質問に立ち、知事などに質問や提案を行いました。
当日は、議会の傍聴のために地元の大勢の皆さんが、バスをチャーターして県庁に来てくださいました。
一般質問の質疑の内容は、5回に分けて報告します。
今回は、介護人材の確保について(1)です。
1 介護施設における人材の不足について
・ 今後高齢化が進み、介護を必要とする高齢者が増え続け、施設に入所する高齢者が増えるため、施設で働く介護職員を着実に増やさなければならない。
・ 現状でも介護人材が不足しているが、県内の介護人材の有効求人倍率が高く、離職率も高いことから、介護人材が不足する状態は解消しない。
・ 介護職員が不足し、入所を制限している施設も出ており問題がある。
Q1 県内の将来の介護人材の充足率は?
A(健康福祉部長)平成37年度の県内介護職員の充足率は82%と推計。【県では将来介護職員が不足すると見込んでいる。】
Q2 県内の介護施設で、人材不足により入所に一定の制限を行っている施設は、どの程度あるのか?また、人材不足により施設を閉鎖した施設はどの程度あるのか?
A(健康福祉部長)平成28年の県の調査によると、特別養護老人ホームで介護職員の不足により入所を制限している施設は3施設。人材不足を理由に廃止した施設は介護老人保健施設1施設。【現状でも人材不足により施設の運営に影響が出ている。】
2 介護職に対する理解の向上について
・ 私は、介護職は人に関するサービスを提供する仕事で、仕事を通じて学び続けることが必要な「知的労働」と考えている。
Q1 介護職という職業を、どのように捉えているのか?
A(知事)人と人との触れ合いによって支えられている、未来にわたって重要な職業。
Q2 介護職に関するイメージアップや、仕事の内容について正しい理解を促進するために、県では具体的にどのような施策を進めるか?
A(知事)介護職のやりがいや社会的な意義を情報発信し、正しい理解の促進やイメージアップを図る。また介護職のキャリアアップへの支援や、子育て支援などを通じて、職員が生き生き働くことのできる環境づくりを進める。