11月1日(金)に、「上伊那広域水道用水企業団」の議会が開催され、議長に選任されました。
昭和40年代後半に、上伊那地域の急速な産業の発展と下水道の普及による水需要の増加に対応するため、天竜川支流の沢川(箕輪町)にダムを建設し、このダムを水源として水道水を供給する計画が検討されました。
昭和55年4月1日には、長野県と伊那市・駒ケ根市・箕輪町・南箕輪村・宮田村の5市町村により企業団(公営企業)が設立されました。
箕輪ダムを含めた水道水供給施設の建設は昭和56年度から始まり、平成4年9月に完成しました。
13年の歳月を要した施設の建設費は、ダム建設費87億円を含め総額251億円となっています。
平成4年10月から水の供給が開始され、1日の最大供給量は46,500㎥です。
議会の議員は、長野県(議員・環境部長)と各市町村(市町村長・議長)から選出された13名の議員で構成されており、県議会から選出された議員が議長になることが慣例となっています。
当日の議会は、議長を選出した後、平成30年度決算など3つの議案を審議しました。
箕輪ダムは、上水道、洪水調整などを目的とする県営の多目的ダムで、「もみじ湖」とも呼ばれており、秋には1万本ものもみじの美しい紅葉を楽しむことができ、観光スポットとして毎年多くの観光客で賑わっています。
また、このダムでは現在県企業局により水力発電所が建設されており、令和3年2月の完成が予定されています。
今後は、議長として上伊那地域の水道用水の安定供給のために、努力していきます。