月別アーカイブ: 2017年7月

6月県議会の委員会で発言(2)

7月3日(月)から5日(水)までの3日間にわたり、県議会6月定例会の常任委員会が開催され、私は文教・企業委員会の委員として出席し、質問や提案をしました。

3回にわたり、主な内容を報告します。

2回目は、教育委員会関係の発言(2)です。

③ 高等学校における物品の発注について

・ 現在高校における物品の発注については、県庁の契約課で一括して入札を行なっており、県下の全ての業者を対象に入札を行っているため、実際には南信の業者は入札に不利な状況がある。

Q 学校の近くにある業者が物品を納入する方が、アフターサービスの面でもメリットが大きく、地域の業者を育成するという観点からも、学校が所在する広域的な区域を入札の地域要件とするなど、入札方法を変えるべきと考えるが?

A 現在でもアフターサービスの面を考慮して入札している。ケースによっては、地域を限定して入札している場合もあり、今後もケースバイケースで対応していく。

④ 県立歴史館について

Q 県立歴史館は、「来館型」から「地域貢献型」への転換を目指していることは高く評価しているが、今年度の重点事業は?

A 平成28年度から館長として前信大教授を採用して改革を進めているが、今年度は「おでかけ歴史館」事業を実施する。


6月県議会の委員会で発言(1)

7月3日(月)から5日(水)までの3日間にわたり、県議会6月定例会の常任委員会が開催され、私は文教・企業委員会の委員として出席し、質問や提案をしました。

3回にわたり、主な内容を報告します。

1回目は、教育委員会関係の発言(1)です。

① 教員の負担軽減について

・ 毎日の労働時間が長く、休日も部活などで休めないなど、学校の教員が多忙で余裕がなく、良い教育ができない。

・ 教員の飲酒運転やわいせつ行為などの非違行為が後を絶たないが、研修や処分などを行っても非違行為が減らないのは、教員のストレスが増えていることも起因しており、負担軽減が不可欠。

・ 最近は、各市町村の「食育・木育・○○育」などの総合的な学習が増加しているため、教員の負担が更に増加している。

Q 教員の負担軽減のため、どのような対策を取るのか?

A 県下の負担軽減の成功事例を参考にしたい。また、部活動指導員や公務支援システムの導入を検討するため、今年度からモデル事業を実施する。

② 平和学習について

Q 長野県では、教育の力を借りて「満蒙開拓青少年義勇軍」として満州に多くの子ども達を送り出し、多くの犠牲者を出した悲惨な歴史があるが、平和学習をどう進めるのか?

A 県内には戦時関係の資料館や教材など、平和学習に使えるものが多くあるので活用する。また、修学旅行先に長崎を組み入れるなど、積極的に平和学習を行う。


6月県議会の一般質問(5)

6月30日(金)に県議会の一般質問に立ち、知事・教育長などに質問や提案を行いました。

一般質問の質疑の内容は、5回に分けて報告します。

今回は最終回ですが、学びの改革(高校再編)について(3)です。

3 「新たな高校づくり」について(2)

・ 長野県においては医師の数が不足しているため、医学部への進学を目指す生徒の学習機会を保障する必要がある。

・ また、ものづくりや観光など県の産業を担う人材を育成していく視点が重要であり、そのための学科のあり方も考えなければならない。

Q2 医学進学課程を意識した理数系の探求学科又はクラスの設置を、各通学区に1カ所程度設置することが必要と考えるがどうか?

A(菅沼教育次長)医療を志す県内の高校生が医学部等を卒業した後、地域に戻って医療に従事することは地域の発展のためにも大変重要。各通学区の学科設置については、地域全体の今後の教育を考える中で検討する。

Q3 将来の県の産業を担う人材を育成するための専門的な学科の配置が重要であるが、今後どのように学科を再編・充実し、あるいは専門学科に係る高校を再編しようとしているのか

A(菅沼教育次長)地域の特性に応じて、専門分野を柔軟に学ぶことのできる学校や学科の充実が必要。今後は、単独の専門高校であっても学科間の関連性に配慮しながら学科を統合したり、総合技術高校や総合学科高校の設置を地域の特性を考慮しながら検討する。