長野県は、過去には、「教育県」と言われてきましたが、果たして現在はどうでしょうか。
「教育県」とは、「教育に熱心な県」という意味で使われてきたのではないかと思いますが、私は、長野県らしい教育を行うという意味で、「教育県」を目指すべきと考えます。そして、長野県らしい教育の推進は、地域に定住し地域を担う人材の育成につながります。
長野県には、他県に勝る優れた自然・景観や文化や歴史 更には産業があります。これらを誇りに思い、「この地に住みたい、この地を守りより良くしたい」と考えるような人材を育成すべきと考えます。素晴らしい教材が身近にあるのに、使わないのはもったいないことです。
また、伊那をあるいは長野を愛する子供たちが、将来、地域の産業を担っていくことが望ましい姿です。そのためには、人材を育成する機関の充実が必要です。
県立の「南信工科短大」が伊那にいよいよ開校します。この工科短大の活用や教育内容の充実を進めます。
また、伊那には農業科や工業科、商業科などの職業系の高校や看護大学・准看護学校、信州大学などもあり、人材育成のために大いに活用する施策を推進します。