8月18日(火)、19日(水)の両日、県議会決算特別委員会の一員として現地機関調査を実施しました。
今回は、長野・北安曇地区の一部の県機関について現地に出向いて調査を行いました。主な機関は、地方事務所、教育事務所、保健福祉事務所、消防大学校などです。
その中で、私が指摘した主な事項や質問は次のとおりです。
●川中島水道管理事務所
1浄水施設について、クリプトストリジウム対策は万全か?
2工事の中で随意契約があるが、随意契約とする特別な理由があるのか?
●北信教育事務所
1小中学校の人事異動の原案作りを小中学校の校長らが主導していたと新聞に報じられていたが、任命権は県教育委員会にあるため、本来県教育委員会が主導して作るべきものである。
2学校配置のスクールソーシャルワーカーはまだ不足している状況であるので、国に対して制度の充実を要望すべきである。
●長野県立歴史館
1歴史館の仕事の評価は、来館者や利用者の数だけではなく、県民の歴史に対する理解が進んだかどうかで見るべきであると考えるので、今後リサーチをすべきである。
●長野地方事務所
1市町村合併特例金は、交付限度額に対する合併団体への交付の進捗状況が遅れている。しっかり予算を計上して交付すべきである。
2野生鳥獣被害対策について、シカについては「くくりわな」の効果が大きいので、今後活用すべきである。
●大町警察署
1山岳遭難が多く、ヘリコプターの出動も多い(年53回)。将来的には、遭難者の出動に対する自己負担を検討すべきである。
今回の調査の中では、決算上問題のある事業等はありませんでしたが、県民から指摘されることのないよう、他の事業についてもしっかり現地調査などを行っていきます。