月別アーカイブ: 2019年3月

議会で一般質問(4)

2月22日(金)に、県議会2月定例会で知事等に対して一般質問を行いましたので、その概要を数回に分けて報告します。

 第4回目は「がん対策について(その1)」の概要です。

1 がん教育について

Q 学校における「がん教育」は現状では不十分と考えるが、今後「がん教育」をどのように進めていくのか?

A(教育長)

現在学校ではがんを予防するために望ましい生活習慣を身につけることなどを学び、中学・高校ではさらに保健・医療制度や地域の保健活動についても取り上げ、がん検診等を通じた早期発見・早期治療の大切さについて学んでいる。

現在がん教育モデル校を指定し、実践研究を進めている。子どもたちの学びが保護者へも広がる効果が期待できるため、モデル事業には保護者への働きかけを意識した内容を取り入れている。このモデル校での実践を全県に広げるとともに、関係機関と連携してがん教育の一層の推進に取り組む。

2 がん予防について

・ 私は平成28年9月議会定例会の一般質問で、「公立学校における敷地内全面禁煙」の実現を提案し、県教育委員会では今年4月から県立学校の敷地内全面禁煙を実施することを決定したが、市町村立の小中学校の対応が課題である。

Q 今年4月時点における、市町村立小中学校の敷地内全面禁煙の実施率は? 4月に敷地内全面禁煙に移行できない市町村に対して、早急に実施するよう県として要請すべきと考えるが?

A(教育長)

4月時点で91%の見込みで、法律で全面禁止になる7月時点では96%の見込み。実施を決めていない市町村へは早期実施を強く求め、実施率を100%となるよう万全を期していく。


議会で一般質問(3)

2月22日(金)に、県議会2月定例会で知事等に対して一般質問を行いましたので、その概要を数回に分けて報告します。

 第3回目は「中国との交流等について(その3)」の概要です。

Ⅰ 中国との交流等について

3 グローバル人材の育成について

・ 中国では若者に対する教育的な投資に力を入れており、中でもグローバル人材の育成に熱心に取り組んでいるが、長野県においてもグローバルな人材育成が急務となっている。

・ そのためにも、高校生の海外留学は有効であるため、県として推進すべきと考える。

Q1 県としてグローバル人材の育成について、今後どのように取り組んで行く方針か?

A(知事)

語学力だけでなく、文化的な多様性を受け入れ新しい価値を作りだす能力を身につけた人材を育成することが大変重要。一部の高校をSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定してリーダーの育成に取り組んでいる。県立大学では、海外プログラムなどを通じてグローバル社会に対応できる人材育成に努めている。また県内経済界と連携して県内大学生の海外インターンシップ事業にも取り組んでいる

Q2 海外への留学者数を増やしていくことが求められている中で、県では来年度の新規事業として「高校生個人による海外留学への支援」を行うがその狙いは?

A(教育長)

高校生が世界に通ずる視野を持ち、これからの時代を生き抜く資質・能力を身につけるためには、海外に行き様々な体験をすることが大事。より多くの高校生が海外に行く機会を提供するために本事業を新設した。

今後はできるだけ多くの高校生の海外留学を実現したい。


議会で一般質問(2)

2月22日(金)に、県議会2月定例会で知事等に対して一般質問を行いましたので、その概要を数回に分けて報告します。

 第2回目は「中国との交流等について(その2)」の概要です。

Ⅰ 中国との交流等について

2 経済交流について(その2)

(3)日本酒の輸出促進について

 Q 日本酒も輸入が規制されているが、規制解除を想定して日本酒の輸出促進に向けた準備を進めるべきと考えるが?

A(産業労働部長)

  日本食ブームや日本製品に対する評価が高くなっていることから、本県の日本酒の輸出拡大が期待できる。規制解除の際には意欲ある酒蔵の輸出促進を図るため、国税庁やジェトロ等とも連携し、中国向け商談会の開催など輸出支援ができるよう準備を進める。

(4)木材の輸出促進について

Q 長野県産のカラマツ、スギ、ヒノキなどの中国への輸出拡大を図るべきと考えるが今後の方針は?

A(林務部長)

  中国は日本最大の木材の輸出相手国。木造建築への関心が高まる中国への輸出拡大のチャンスと捉え、県内事業者の展示会出展や製品の輸出に取り組み始めた。県内事業者に対して輸出セミナーへの参加を促すなど、輸出拡大に向け取り組む。

(5)インバウンドの促進について

Q1 長野県への中国人旅行者を増やすために、今後どのような方針で誘致を促進するのか? 

A(知事)

  中国国内で増加しているスキー愛好者や、中国人に人気の都市部訪問者などをターゲットに誘客を図る。旅行者の半数を占める家族旅行の誘致も進める。スキー旅行は中部国際空港から白馬への直行バス運行など、利便性を高めて誘致を進める。教育旅行も誘致拡大を図る。