月別アーカイブ: 2017年11月

議会委員会調査を実施(4)

10月31日(火)から11月2日(木)の3日間にわたり議会文教・企業委員会の県外調査を実施し、委員として参加しました。今回は、福井県・京都府・東京都にある委員会関係の機関や施設を調査しました。この調査の主な内容について、5回にわたり報告します。

第4回目は、東京都世田谷区役所です(写真)。

世田谷区は人口90万人を要し、大学が9校もある若者が多い町です。

高齢化率は20%と非常に低い状況です。毎年人口が1万人も増えており、地方都市とは全く状況が異なっています。

区では、従来から「環境共生都市」を目指して施策を積極的に進めてきました。

「みどり率」(緑地など)を高め、エネルギー消費量を削減し、区民の再生エネルギーの利用率を高めるなどの運動に取り組んでいます。

特に自然エネルギーの活用については、ほとんどが住宅地であり独自の取り組みには限界があるため、自治体間連携を推進しています。

そうした中で、群馬県川場村の木質バイオマス発電の電力を区民が購入したり、長野県企業局の高遠(伊那市)と奥裾花第2(長野市)の水力発電所で発電した電力を41か所の区立保育園で購入するという取り組みをしています。

保育園の電力は、長野県企業局が「丸紅新電力」に販売した電力を、「みんな電力」(自然エネルギーを専門に販売する会社)を経由して購入しています。

伊那市にある「さくら発電所」(高遠ダムに設置)で発電した電力が、世田谷区の保育園で活用されることは、大変すばらしい取り組みであると思います。

世田谷区では今後、弘前市(メガソーラー)や八幡平市(水力発電)などとの連携を進める予定です。

長野県は水資源が豊富ですから、県企業局が今後県営ダムに発電所を付設し、発電した電力を他の自治体で利用する自治体間連携が、更に推進されるよう期待します。


議会委員会調査を実施(3)

10月31日(火)から11月2日(木)の3日間にわたり議会文教・企業委員会の県外調査を実施し、委員として参加しました。今回は、福井県・京都府・東京都にある委員会関係の機関や施設を調査しました。この調査の主な内容について、5回にわたり報告します。

第3回目は、京都府立京都学・歴彩館(京都市)です。

この施設は、京都の文化・歴史等に関する学習や交流の場を提供するとともに、京都に関する資料等を収集・保存・公開して、京都の文化の発展と学術を振興するために設置されました。図書館・歴史館・博物館としての多目的な機能を持っています。

この施設の前身は府立総合資料館ですが、50年以上経過して施設が老朽化したことや、京都の新たな文化・学習交流拠点として新たな機能を付加しリニューアルするため、3年の期間と約100億円を投じて建設され、今年4月にオープンしました。

この施設の敷地は、隣接する京都府立大学の農場の一部を転用しました。

施設の2階は府立大学の図書館として、3・4階は府立大学の研究室や実習室などとして使用しています。

また、京都府の行政文書の公文書館の役割を持っており、25年を経過した府の行政文書はこの施設で保管することになっています。

ここで管理する文書や資料などは、許可を受ければ全てをコピーして書籍などに掲載することができますが、全てのものを公開する姿勢は、大変素晴らしいと感じました。

京都には歴史的・文化的に価値のある資料が膨大にあり、資料の管理は大変な作業が必要ですが、職員の皆さんは前向きに業務に当たっており、参考になりました。

長野県には歴史館があり貴重な資料や文書を保管していますが、公開に対応する体制とするには現状の予算や職員数では不足しています。

資料は公開して利用することに大きな意義があるわけであり、今後歴史館の体制を充実すべきと考えます。


議会委員会調査を実施(2)

10月31日(火)から11月2日(木)の3日間にわたり議会文教・企業委員会の県外調査を実施し、委員として参加しました。

今回は、福井県・京都府・東京都にある委員会関係の機関や施設を調査しました。この調査の主な内容について、5回にわたり報告します。

第2回目は、福井県立福井東特別支援学校(福井市)です。

この学校は、病弱・肢体不自由の児童生徒を対象としており、小(7人)・中(15人)・高等部(39人)を設置しています。

また、県立病院に隣接し、県こども療育センターや県特別支援教育センターも併設されています。

子ども達は、病院や療育センターで治療やリハビリを受けながら通学しています。

5割を超える子ども達は、学校看護師により経管栄養や吸痰などの医療的なケアを受けています。

施設・設備は非常に整っており、例えば技術室・美術室・図工室・家庭科室などは単独の教室があります(写真は、技術室に置かれていた生徒の作品)。

ICTの活用も活発で、血液疾患の子ども達が治療のために無菌室にいる場合、教師が部屋のガラス越しにアイパッドを使用して学習指導することもできます。

82人の職員が配置されていますが、職員が非常に熱心に教育に当たっている状況を見ることができ、参考になりました。

この学校に比べると、長野県の特別支援学校の施設・設備の整備状況は劣っており、特に長野県の場合は施設の老朽化対策が遅れていることよく分かります。

様々な支援が必要な子ども達のためにも、議員としてしっかり活動していかなければならないことを痛感しました。