議会委員会調査を実施(2)

10月31日(火)から11月2日(木)の3日間にわたり議会文教・企業委員会の県外調査を実施し、委員として参加しました。

今回は、福井県・京都府・東京都にある委員会関係の機関や施設を調査しました。この調査の主な内容について、5回にわたり報告します。

第2回目は、福井県立福井東特別支援学校(福井市)です。

この学校は、病弱・肢体不自由の児童生徒を対象としており、小(7人)・中(15人)・高等部(39人)を設置しています。

また、県立病院に隣接し、県こども療育センターや県特別支援教育センターも併設されています。

子ども達は、病院や療育センターで治療やリハビリを受けながら通学しています。

5割を超える子ども達は、学校看護師により経管栄養や吸痰などの医療的なケアを受けています。

施設・設備は非常に整っており、例えば技術室・美術室・図工室・家庭科室などは単独の教室があります(写真は、技術室に置かれていた生徒の作品)。

ICTの活用も活発で、血液疾患の子ども達が治療のために無菌室にいる場合、教師が部屋のガラス越しにアイパッドを使用して学習指導することもできます。

82人の職員が配置されていますが、職員が非常に熱心に教育に当たっている状況を見ることができ、参考になりました。

この学校に比べると、長野県の特別支援学校の施設・設備の整備状況は劣っており、特に長野県の場合は施設の老朽化対策が遅れていることよく分かります。

様々な支援が必要な子ども達のためにも、議員としてしっかり活動していかなければならないことを痛感しました。