月別アーカイブ: 2016年5月

「中尾歌舞伎」定期公演

28,4,29中尾歌舞伎4月29日(金)に、伊那市長谷(旧長谷村)中尾の「中尾座」で「中尾歌舞伎」春季定期公演があり鑑賞しました。

中尾歌舞伎は、江戸時代からの長い歴史がありますが、先の大戦で活動が中断していました。

昭和61年に地区住民が村おこしにつなげたいと立ち上がり、見事に歌舞伎を復活させました。

平成8年には歌舞伎を鑑賞できる施設として「中尾座」が建設されました。現在は、中尾歌舞伎保存会が活動を行っています。

中尾歌舞伎は、平成10年に旧長谷村の無形文化財に指定され、平成18年の合併後の伊那市においても引き続き指定されています。

中尾は旧長谷村の一つの区で、南アルプスの麓にある小さな集落です。

当日は新緑が進み、南アルプスの残雪が輝いて見える大変美しい自然の中で、歌舞伎が上演されました。

演目は 「人情噺 文七元結(にんじょうばなし・ぶんしち・もっとい)」、保存会所有の73の演目の中から選ばれた得意の演目です。

会場は満席になり、笑いあり涙あり拍手ありで、大変盛り上がりました。

素晴らしい演技には、たくさんの「おひねり」(お捻り:紙に包んだ小銭)が舞台に投げ込まれ、舞台上は白いおひねりで一杯になるほどでした。(写真)

演じたのは、地元の中尾の住民や地区外に住む市職員・会社員などで、多くの人々の応援でその活動が成り立っています。

私は、ここ10年ほどは毎年鑑賞していますが、農村歌舞伎は本当に素晴らしい文化だと思います。これからも長く残していきたい地域資源です。


火山峠の芭蕉の松

28,4,27芭蕉の松4月27日に 自宅から県道を歩いて駒ケ根方面に向かい、火山峠(伊那市と駒ケ根市の境)へと進み、峠の頂上から引き返すコースでウォーキングを楽しみました。

片道1時間のコースですが、峠を越えてしばらくすると「芭蕉の松」があります。

この松はアカマツで、樹高11m、樹幅15mの巨大な古木で、駒ケ根市指定の天然記念物になっています。

盆栽でもこれだけの枝ぶりを作れないと思いますが、すばらしい自然美を楽しむことができます。

この木の下に芭蕉の句碑が建てられていることから、「芭蕉の松」と呼ばれています。

また、江戸末期から明治時代に伊那地区で放浪生活を送った俳人「井上井月」の句碑も建てられています。

自然や文化に触れながらのウォーキングは、心身ともにリフレッシュします。


伊那市で新入社員激励会開催

28,4,26新入社員激励会4月26日(火)に、伊那商工会館で伊那商工会議所主催の新入社員(市役所含む)の激励会が開催され、会議所顧問として出席しました。

本年度は、23社の112人が参加しました。

会の中で、新入社員を代表してアド・コマーシャルの降旗早紀さんが、決意のことばを述べました。

すがすがしく歯切れのよい決意表明であり、新入社員としてのさわやかで前向きな姿勢が伝わってきました。

地方創生の時代にあって、いかに多くの地元出身の若者が地元企業に就職するかが重要です。

そのためには、受け皿作りが不可欠であり、官民が連携して働く場の創出に努力しなければなりません。

私も議員として、働く場の創出や若者が地元に就職しやすい環境づくりに努めます。