6月定例会で一般質問(1)(公立・公的病院の再編・統合について)

6月23日(火)に一般質問に立ち、知事等に提案や質問を行いました。

今回は、新型コロナに関する諸課題と国道153号「伊駒アルプスロード」の2項目です。

質問と答弁の内容を複数回に分けて報告します。

本会議場は、3密を避けるため議員席を離すなど工夫をしました(写真)。質問者数や質問時間の制限は設けずに、通常通りの議会運営としました。

 

Ⅰ 新型コロナに関する諸課題について

1 公立・公的病院の再編・統合について

・ 私は今年2月議会定例会の一般質問で、「公立・公的病院の再編・統合について」取り上げ、国の病床数削減ありきの進め方について問題点を指摘した。

・ このまま国の方針通りに病院の再編・統合と病床の削減を進めた場合、新型コロナの第2波・第3波や新たな感染症が発生した場合に、患者の受け入ができるのか疑問であり、むしろ医療体制を強化すべきと考える。

Q  公立・公的病院の再編統合を議論する根拠である「地域医療構想」には、感染症対策の視点が欠けており、将来の大規模な感染症の発生を想定すれば、「地域医療構想」及び公立・公的病院の再編・統合や病床数のあり方に関しては、白紙に戻して議論することを提案するが?

A(知事)これまで感染症対策という点については議論が十分ではなかった。新型コロナ感染症患者のほとんどは公立・公的病院で受け入れており、公立・公的病院が果たす役割と重要性は極めて大きい。「地域医療構想」の取り組みや公立・公的病院の地域での役割の検討について、これまでの延長線上で議論を進めてはいけない。今後、感染症対策に係る国全体の動向も踏まえながら、本県の状況を見たうえで取り組みの進め方を考える。

※ 提案を受けて、知事はこれまでの議論の進め方を変更し、公立・公的病院の再編・統合や病床数のあり方に関しては、県下の状況を見る中で、慎重に検討していく姿勢を示しました。