月別アーカイブ: 2016年6月

首長とは?

ブログ用:正面バック木聞きなれない言葉ですが、「首長」とは都道府県知事や市町村長をさします。「しゅちょう」と読みますが、行政用語では「くびちょう」とも言います。

今話題になっている東京都知事の舛添さんは、まさに首長です。

さて、「首長とは何か」と問われると、的確には答えにくいものです。

それでは、「首長の資質は何か」問われると、人柄がいい人、誠実な人、嘘をつかない人、信用できる人など答えは様々ですが、一般の人の考え方はそれほど違わないと思います。

舛添さんは首長の資質があるのか、ということが問われています。

私は、伊那市の助役や副市長として10年余りにわたり、市長を補佐してきましたし、近くで見てきましたが、市長の職務は大変な激務です。

24時間・365日休みなしといっても、過言ではありません。

特に危機管理上は、何か災害や事故や問題などが起きた時には、全てに優先して対応しなければなりません。

たとえ家族に不幸や事故が起きても、時として優先しなければなりません。

ですから、相当の覚悟がなければ、首長は務まらないのです。

実際のことですが、平成18年の豪雨災害時、当時の小坂伊那市長は腰の外科手術の退院直後でした。

安静を要する状態であったにも拘わらず、徹夜で市役所の災害対策本部に詰めて指示をしました。

私たちは帰宅を要請しましたが、頑として聞き入れませんでした。

立派なことです。

こういう方が、首長にふさわしいと思います。


上伊那農協合併20周年式典が開催

DSC_00566月4日(土)に、上伊那農協駒ケ根支所で上伊那農協合併20周年式典が開催され、来賓として出席しました(写真は式辞を述べる御子柴組合長)。

上伊那農協は、平成8年に上伊那の5つの農協が合併して誕生しました。

その後、介護保険事業に取り組んだり、ファミリーマートと提携してコンビニ店舗を誘致するなど、時代の変化にも対応してきました。

現在農協は国から大幅な改革を求められており、厳しい課題に直面しています。

しかし、農協は企業と同じような経済体ではなく、各農家が協同して農家経済を守るという大きな使命もあり、農家にとってメリットがある改革を進めなければなりません。

同時に、消費者が求める農産物を提供していかなければ、今後安定した経営を続けることは困難であり、消費者を意識した経営が求められます。

また、農村は水や大地を守るという公益的な機能を果たしています。

農村を保全していくためにも 農協の果たす役割は大きいと思います。


全国植樹祭が開催

28,6,5植樹祭タカトオコヒガンザクラ6月5日(日)に、長野市のエムウェーブで全国植樹祭が開催され、県議会議員として出席しました。

式典会場はエムウェーブで、植樹会場は県下4会場で同時開催されました。

長野県での開催は、昭和39年以来52年ぶりで、全体で3万人余りが参加し、2万7千本の植樹を行いました。

式典会場では、天皇・皇后両陛下が3本ずつ6本の苗木を「お手植え」されましたが、皇后陛下は「タカトオコヒガンザクラ」も植えられました(写真の中央の苗木)。

「タカトオコヒガンザクラ」は伊那市高遠町だけにある桜で、「門外不出」と言われており、原則として高遠町以外では植樹できないルールがあります。

全国植樹祭の「お手植え」に選ばれたことは、伊那市民にとっては大変名誉なことで、これからも末永くタカトオコヒガンザクラを守り育てていかなければなりません。

植樹祭は、森林資源を守り育てていくことを目指して毎年開催されていますが、森は私たちにとってかけがえのない存在であり、これからも大切にしていかなければならないと思います。

私の後援会の名称は「もりの会」ですが、皆に愛される会に育って欲しいと思いました。