首長とは?

ブログ用:正面バック木聞きなれない言葉ですが、「首長」とは都道府県知事や市町村長をさします。「しゅちょう」と読みますが、行政用語では「くびちょう」とも言います。

今話題になっている東京都知事の舛添さんは、まさに首長です。

さて、「首長とは何か」と問われると、的確には答えにくいものです。

それでは、「首長の資質は何か」問われると、人柄がいい人、誠実な人、嘘をつかない人、信用できる人など答えは様々ですが、一般の人の考え方はそれほど違わないと思います。

舛添さんは首長の資質があるのか、ということが問われています。

私は、伊那市の助役や副市長として10年余りにわたり、市長を補佐してきましたし、近くで見てきましたが、市長の職務は大変な激務です。

24時間・365日休みなしといっても、過言ではありません。

特に危機管理上は、何か災害や事故や問題などが起きた時には、全てに優先して対応しなければなりません。

たとえ家族に不幸や事故が起きても、時として優先しなければなりません。

ですから、相当の覚悟がなければ、首長は務まらないのです。

実際のことですが、平成18年の豪雨災害時、当時の小坂伊那市長は腰の外科手術の退院直後でした。

安静を要する状態であったにも拘わらず、徹夜で市役所の災害対策本部に詰めて指示をしました。

私たちは帰宅を要請しましたが、頑として聞き入れませんでした。

立派なことです。

こういう方が、首長にふさわしいと思います。