月別アーカイブ: 2023年7月

河川治水・砂防促進期成同盟会の総会

7月18日(火)に、伊那市役所で「伊那市河川治水・砂防促進期成同盟会」の総会が開催され、同会の顧問として出席しました。

この会は、市内を流れる大沢川・小黒川・小沢川・棚沢川の治水・砂防事業を促進して、地域の安全を確保するために設置されています。

近年は梅雨前線等によるゲリラ的な豪雨が多発し、各地で激甚災害が発生していることから、河川などの危険箇所については早急に対策を進めなければなりません。

また、河川内の立木や堆積土砂は豪雨時には下流の災害を大きくすることから、計画的な除去が必要です。

6月2日の台風2号と梅雨前線の影響で、市内では東部を中心に集中的かつ大量の降雨があり、大沢川の上流(北福地)では浸水被害が発生しました。被災か所は長年にわたり整備を要望してきた場所であり、早急に防災対策を行う必要があります。

大沢川の下流域は、今後整備を予定している国道153号伊駒アルプスロードに並行・隣接して流下していることから、伊駒アルプスロードの関連事業として整備することになっています。現在は、河川整備計画を策定中であり、早期に事業着手する必要があります。


ハッチョウトンボを観察

7月2日(日)に、伊那市富県新山の「新山トンボの楽園」でハッチョウトンボ観察会が開催され、見に行きました。

このイベントは、新山トンボの楽園を育てる会(北原幸人代表)が毎年この時期に開催しています。

このトンボは世界で最も小さい部類と言われており、体長は2cm程度で、オスは美しい赤色(写真)、メスは黄色の縞模様です。

育てる会によると、生息地としては国内有数とされています。五月下旬から羽化が始まり今が最盛期で、8月中旬頃まで見ることができます。

環境が良い湿地帯にしか生息しないため、この地の自然環境がいかに優れているか分かります。

広さ2haの園内や周辺では、40種類ものトンボを観察することができます。

ハッチョウトンボは園内の草の中で活動しており、草の丈より低い位置を飛び回るため、トンボを見つけるのは一苦労です。

この楽園は、10数年前にトンボの生息が確認され、地元の皆さんが生息地の保護や園内の整備を行ってきました。

湿地帯のため木製遊歩道が設置されており、園内を見て回ることができます。

 


6月議会が閉会

7月7日(金)に6月議会(最終日)が開催され、議会に提案された議案や請願・陳情のなどの採決が行なわれ、閉会しました。

知事提出の26議案は、すべて原案のとおり可決・承認されました。

最終日には本会議が開催され、各常任委員長から担当委員会付託された議案、請願・陳情の審査結果を報告し、これをもとに採決が行なわれました(写真は産業観光企業委員長としての報告)。

主な議案は一般会計補正予算案で、物価高騰対策や新型コロナ対応など総額211億円余りの補正額です。

また、議会が提出した「少子化・人口減少対策調査特別委員会」の設置や正副委員長も決定しました。

この委員会は12名で構成され、県が設置する「少子化・人口減少対策戦略検討会議」と歩調を合わせて、議論を進めていきます。7日には、初会合を開催しました。

6月議会が終わると、各委員会は県の現地機関に出向いて調査を行います。

また、私は今年度は「決算特別委員会」の委員にも選任されましたが、県庁各部局や県の現地機関に出向いて決算調査を行います。