月別アーカイブ: 2017年4月

県議会文教・企業委員会の初会議を開催(2)

4月18日(火)に、県議会文教・企業委員会の初会議が開催され、委員として出席しました。

会議では、担当部局から主要な施策について説明がありました(写真は企業局の説明)。

企業局では電気事業(16発電所)と水道事業(市町村への水道用水供給など)を行っています。

電気事業の主要な施策は、西天竜発電所(伊那市)の大規模改修(15億円)、県が管理するダムを活用した発電所の建設(3ダム)、春近発電所(伊那市)の大改修に向けた基本構想の策定などです。

このうち、春近発電所は三峰川総合開発により昭和33年に建設されたものですが、民間活力を導入して事業を実施する方法(PFI)が検討されます。

水道事業の主要な施策は、基幹管路の耐震化、基幹施設(浄水場など)の耐震化、有収率の向上などです。

電気事業・水道事業とも毎年度黒字を出しており、健全経営が維持されています。


県議会文教・企業委員会の初会議を開催(1)

4月18日(火)に、県議会文教・企業委員会の初会議が開催され、委員として出席しました。

会議では、担当部局から課題や主要な施策について説明がありました(写真は教育委員会の説明)。

教育委員会の主要な課題や施策は、教員の非違行為(違法行為)の根絶、学びの改革、困難を抱える子供への支援(スクールカウンセラー・ソーシャルワーカーなど)、「信州学」の推進、県立武道館の建設などです。

このうち学びの改革は、新たな社会を創造する力を育成するため、

①主体的・対話的で深い学びを推進、

②社会へ参画する力を育む教育、

③新たな教育を支える環境づくり(情報教育など)、

④高校再編の推進

が主なものです。

④の高校再編は、少子化に対応した適正規模(適正学級数)を確保するため、都市部校と中山間地校に分けて新たな基準のもとで、統合・廃止・存続などを行うものです。

上伊那地方も例外なく再編をせざるを得ないと思いますが、あくまでも子ども達の学びの環境を向上するという意識を持って、再編について議論すべきと考えます。


幹線農業水路を整備

4月16日(日)に、三峰川サイクリング・ジョッギングロードをウォーキングしました。

春本番となり、伊那地方は桜の見ごろを迎えようとしています。アルプスの山々の頂上付近にはまだ雪が残っており、美しい姿を見ることができます。

サイクリング・ジョッギングロードの裾には、春富土地改良区が管理している5号幹線水路が流れています。

水田の春作業が始まりましたので、水路の水量が大分増えました。

三峰川左岸一帯の農業用水路は、50年も前に「三峰川総合開発事業」で整備されたもので、かなり老朽化が進んでいます。

そこで、土地改良区では国庫補助事業などを導入して、計画的に長寿命化を進めています。

写真の水路は、平成28年度の「県営土地改良事業」で整備されました。

近年水路などの農業用施設を整備するための、国補助金の予算が大幅に減ってきているため、土地改良区では施設を維持するための必要な投資を進められず、大変苦労しています。