上伊那教育7団体との懇談会

9月2日(月)に、伊那市内で上伊那教育7団体連絡協議会と上伊那選出県会議員との懇談会が開催され、出席しました。

7団体は、市町村教育委員会・PTA・教育会・小学校長会・中学校長会・校長教頭組合・教職員組合で構成されています。

会では、まず団体の代表者から義務教育等に関する県への要望について説明があり、その後意見交換を行いました。

主な内容は、高校改革・入試制度、教職員の配置、特別支援教育の充実、青少年の健全育成などです。

懇談の中で、私は次の事項について考え方を述べました。

1 高校改革について

・ 現在普通科高校では地域課題に関する学習や活動が不足しているので、取り組む必要がある。

2 教職員の配置について

・ 授業以外の諸業務を補助するスクール・サポートスタッフの配置が始まったが、現在は大規模校への配置が中心であり、今後更に充実する必要がある。

・ 外国語学習が始まったが、専任教員の配置が少ない(上伊那で3名のみ)。そもそも国の責任で専任を配置すべき。

3 教員の働き方改革について

・ 学級担任を持つ非常勤の教員の給与水準が正規の教員に比べて低すぎるため、同一勤務同一賃金の原則を実現すべき。また、徐々に正規雇用を増やすべき。

4 伊那養護学校の教育の充実について

・ 災害時における児童生徒の保護が重要であるが、地元である伊那市が学校に対して支援することが求められる。

5 青少年の健全育成について

・ 伊那市にある児童養護施設「たかずやの里」には、DV被害を受けた子どもが大勢生活している。自らの責任のないことが原因でそこに暮らしているわけで、子ども達のためにしっかり応援しなければならない。

今回の要望については、それぞれ重要なものばかりですが、特に支援や配慮をを要する児童生徒に関する事項については、優先的に対応しなければならないと考えます。

今後7団体の代表の皆さんが県庁を訪問し担当部へ要望しますので、地元県議として同席し意見を述べる予定です。