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県道整備期成同盟会が総会を開催

7月19日(火)に、伊那市・県道整備促進期成同盟会の総会が開催され、同会の顧問として出席しました。

この会は、市内にある20の県道(総延長111㎞)のうち重点的に整備が必要な5路線(西伊那線・芝平高遠線・沢渡高遠線・車屋大久保線・与地辰野線)の整備を促進するため、市長・議長・関係市議会議員・関係区長・地区道路整備促進組織の長で構成されています。

5路線は通学道路になっているものがあり、幅員が狭かったり歩道がなく危険であることなどにより、早期に整備を進めなければなりません。

このうち車屋大久保線は、伊那市東春近車屋地籍と駒ケ根市東伊那大久保地籍を結び、天竜川の左岸を走る主要幹線道路ですが、今後整備を進める国道153号伊駒アルプスロードと交差するため、計画的な整備が必要です。

沢渡高遠線は、国道153号西春近地籍と国道152号高遠町地籍を結び、三峰川左岸を走る主要幹線道路ですが、伊駒アルプスロードと交差するため、交差部分前後の道路整備の在り方が重要です。また、通学道路ですが現在道路幅員が狭く、歩道未設置個所もあって危険なため、計画的な整備が必要です。


河川治水・砂防促進期成同盟会の総会

7月19日(火)に、伊那市役所で「伊那市河川治水・砂防促進期成同盟会」の総会が開催され、同会の顧問として出席しました。

この会は、市内を流れる大沢川・小黒川・小沢川・棚沢川の治水・砂防事業を促進して、地域の安全を確保するために設置されています。

近年はゲリラ的な豪雨が多発していることから、危険箇所については早急に対策を進めなければなりません。

また、河川内の立木や堆積土砂は豪雨時には下流の災害を大きくすることから、計画的な除去が必要です。

このうち小黒川については、豪雨のたびに濁流が流下し、護岸を削って災害が発生しています。

現在伊那建設事務所の手により、災害復旧事業や防災のための護岸整備事業などが進められています。

大沢川(東春近~富県地籍)については、豪雨時には越水などにより被害を発生させてきたことから、護岸整備が長年の懸案事項になっています。

大沢川は、今後整備を予定している国道153号伊駒アルプスロードに並行・隣接して流下していることから、伊駒アルプスロードの関連事業として整備することになっています。

現在は、河川整備計画を策定中であり、早期の事業着手を図る必要があります。


鹿の食害に苦労

7月21日(木)に、高遠町東高遠地区の鹿の食害について調査しました。

この地区では鹿の食害が、以前から大きな問題になっています。

市をあげて鹿の捕獲を進めてきた結果、最近では市全体としては鹿の数が減っていますが、この地区では食害は減っていません。

この地区は山の麓にあるため、鹿が生息するには良い環境にあります。

集落では野菜が生産され、いい餌が確保できることを鹿は知っているため、食べごろの餌を狙って農地に出没します。

鹿は、苗の植え付け後には、野菜の生育状況に関係なく食べるため、農家では食害にあわないように、柵や網により自衛手段を取る必要があります(写真は食害防止の防護網)。

この地域では、猿の食害にもあっています。猿は、野菜や果実の食べごろになると、集団で出没して一網打尽に餌を略奪していきます。

猿の被害を防ぐためには、周囲を囲うだけでは不十分で、上からの浸入も防がなければなりません。

この地域では、捕獲檻などにより猿の捕獲も行っていますが、複数匹が檻に入っても、協力して脱出を図るため、中々捕獲の効果があがっていません。

鹿や猿の被害は、地域住民の生活や生産の意欲を失わせることから、地域を守るためにも捕獲を進めなければなりません。

そのためには、地域の捕獲活動や防護対策への十分な財政支援が必要です。