月別アーカイブ: 2020年9月

高校校歌の楽譜贈呈式に出席

 

9月4日に、伊那北高校で校歌の楽譜贈呈式があり、同窓会長として出席しました。

伊那北高校の校歌は、昭和2年に前身の伊那中学校時代に作ったもので、変更することなく今日に至っています。

当時は数字譜(1~7の数字で音階を表す)が主流であったため、数字譜で楽譜が作られており、現代に合わなくなっていました。

これまで学校では、数字譜を元にピアノ伴奏譜や吹奏楽譜などを校内で工夫して作り使用してきました。

今年は創立100周年に当たる年であり、100周年記念事業実行委員会(同窓会長が実行委員長)では記念事業の一環として正式な楽譜(5線譜)を作ることを決め、日本フィルハーモニー交響楽団に作成を依頼していました。

同楽団のコンサートが100周年記念事業として今年行われる予定でしたが、コロナの影響で1年延期になっています。

同窓生の山岸淳子さんが同楽団の幹部を務めていることもあって、楽譜の作成を引き受けていただきました。

作成した楽譜は、ピアノ伴奏譜、吹奏楽譜、オーケストラ譜の3種類で、この度楽譜が完成したため、実行委員会が高校に贈呈しました。

贈呈式では、楽譜を校長に贈呈した後、ピアニストの平澤真希さん(同窓生で伊那市在住)のピアノ伴奏により合唱部が校歌を合唱しました(写真)。

贈呈式は体育館で行いましたが3年生のみが出席し、1・2年生はホームルームでオンラインにより視聴しました。

100周年の各種事業は3年生が中心的な役割を担っていただく予定でしたが、事業が1年延期になったため、この贈呈式が3年生にとっては唯一の記念事業となりました。

この新しい楽譜により、校歌が末永く歌い継がれることを願います。


新型コロナ対策を知事に要望

9月9日(水)に、県庁で自民党県議団から知事に対して新型コロナ対策に関する要望活動を行いました。

当日は、県議団の団長、幹事長、政調会(酒井は副会長)のメンバーが出席し、知事へ要望書を渡し、意見交換を行いました(写真:知事挨拶と酒井発言)。

提言は、感染防止対策、経済対策、アフターコロナ対策など県の施策や国の施策に関するもので、早急に対策を進めるべきものばかりです。

提言書の内容は、政調会で検討してまとめたものです。

私は意見交換の中で、アフターコロナ対策(移住・二地域居住の促進、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進)と、次の項目について意見を述べました。

〇 医療機関における防護具の確保について

・ 過日信州大学医学部が県内の医療機関を対象に調査をしたところ、防護具の確保が不十分であることが分かった。

・ 特に医療用マスク(N95)については、世界的に品薄になっており、厚労省ではこれに対応するために、消毒の上で再利用を認めている。

・ これはイレギュラーな状況であり、早急に解消するために国や県が対応すべきである。

〇 これに対して、知事は次のように答弁しました。

・ 防護具については、国と県が連携して医療機関に支給している。指摘内容については、医師会に実態を確認する中で対応したい。


上伊那教育7団体との懇談会

9月3日(木)に、伊那市内で上伊那教育7団体連絡協議会と上伊那選出県会議員との懇談会が開催され、出席しました。

7団体は、市町村教育委員会・PTA・教育会・小学校長会・中学校長会・校長教頭組合・教職員組合で構成されています。

会では、まず団体の代表者から義務教育等に関する県への要望について説明があり、その後意見交換を行いました。

主な内容は、高校改革・入試制度、教職員の配置、特別支援教育の充実、児童相談所の設置などです。

懇談の中で、私は次の事項について考え方を述べました。

1 高校改革について

・ 上伊那地域から地域外へ高校生が流出しているので、魅力ある高校づくりを行い、行きたくなる高校にしていかなければならない。

2 教職員の配置について

・ 非常勤の教員が多いが、積極的に正規教員を増やさなければならない。教員採用においては、非常勤の経験のある志願者を優先的に採用する必要もある。

・ 授業以外の業務を補助するスクール・サポートスタッフは大規模校のみ配置されているが、今後中小規模校へも配置する必要がある。

・ 小学校の外国語学習を行う専任教員の配置が少ないが、そもそも国は体制づくりを行わないまま学習を始めたことに問題がある。

・ 支援や配慮を要する児童生徒が増加しており、担当教員や支援員を増員していかなければならない。一方、高校における少人数学級を実現するべき(教員の増員が必要)との意見がある。限られた財源の中では義務教育を優先すべきと考える。

3 伊那養護学校の教育の充実について

・ 冬は寒く子どもたちは苦労している面もあり、校舎や寄宿舎の老朽化による要改修箇所も多く、早急に整備していかなければならない。

・ 卒業後に就職を希望する生徒に対しては、学校では就労に向けた指導に力を入れており、また地元企業も生徒の学習に協力的であり、更に生徒への支援を充実すべきである。

4 上伊那地区へ児童相談所の設置について

・ 相談件数の増加や児童虐待が増加している中で十分な対応をするために、上伊那地域への設置は進めるべきである。

※ 現在上伊那地区は、諏訪児童相談所と飯田児童相談所の管轄区域に分かれている。