月別アーカイブ: 2017年10月

9月議会・常任委員会で質疑

10月2日(月)から4日(水)まで県議会9月定例会の文教・企業委員会が開催され、委員として出席しました。

私が行った質疑や提案の主な内容について報告します。

【教育委員会関係】

1 高等学校・特別支援学校のトイレ整備について

Q 高校は洋式化が27%整備済、特別支援学校は洋式化が72%・多目的トイレが18%整備済であり整備率が低いが、今後どう対応するか? 特に特別支援学校のトイレは、早急に整備すべきではないか?

A 学校では改築や改修事業以外に、トイレやエアコンなど整備すべき箇所が多いが、財政の許す範囲内で計画的に整備を進める。

2 公立小中学校の非正規の常勤講師の給料について

・ 教員の1割が非正規の常勤教員であり非常に多い。その中には学級担任や部活の顧問など、責任が重い仕事をしている教員も多い。

・ 長く勤務している人でも、給料の最高額は月額258千円で、正規教員と比べて格段に差がある。

Q 法律上は、同一労働同一賃金でなければならないが、改善すべきではないか?

A 長期的には改善しなければならない課題と承知しており、今後正規教員の採用を段階的に増やしていく。


県議会・決算特別委員会で質疑(3)

10月12日(木)13日(金)の両日、県議会決算特別委員会が開催され、委員として出席しました。今回は、平成28年度の観光部・産業労働部・建設部の決算審査です。

私が行った質疑や提案を3回に分けて報告します。最終回は建設部です。

1 道路管理事業(国・県道の歩道の草刈り)

Q 歩道の草刈りが不十分なため景観上も良くない箇所があるが、地域や民間企業の支援を受けたり、必要な予算を確保するなど改善すべきではないか?

A 予算の制限があるため、年1回程度の草刈りしかできないのが現状。道路アダプト活動団体(現在328団体)やアダプトサポーター(地域住民の活動を支援する組織。現在15団体)を増やしていく。

2 河川維持事業

Q 河川内に土砂が堆積したり草木が繁茂しているため、洪水時には被害を大きくする箇所があるが、景観上も防災対策上も改善すべきではないか?

A 防災対策上緊急性の高い個所を重点的に改善しているが、地域の要望に対して予算確保が不足しているのが現状。河川愛護活動に重機を提供したり公募型の立木伐採を増やしているが、予算の確保にも努める。

3 リニア中央新幹線を活用した地域振興事業

Q リニアバレー構想(リニア開通を見据えた地域振興策)について「伊那谷自治体会議」で議論しているが、地域のまちづくりの方向性が見えてこない。早急に具体的な議論を進めるべきではないか?

A まずは地元地域(伊那谷)が未来像を描き、これを実行するための行政や民間などの役割分担を決め、県はそれに対して支援していく方針であるので、まずは地元で早急に議論を進めてもらう。


県議会・決算特別委員会で質疑(2)

10月12日(木)13日(金)の両日、県議会決算特別委員会が開催され、委員として出席しました。

今回は、平成28年度の観光部・産業労働部・建設部の決算審査です。

私が行った質疑や提案を3回に分けて報告します。

2回目は、産業労働部です。

1 南信工科短大運営事業(平成28年度開校)

 Q 県立南信工科短大(伊那市・南箕輪村)は、ものづくり産業に即戦力の優秀な人材を輩出することが期待されているが、29年度入学生は定員割れしているため、更なるPRが必要ではないか?

 A 高校の進路指導教員や保護者の理解を得ることが欠かせないため、様々な方法により一層のPRに努める。

2 働く女性応援プロジェクト事業

 Q 女性が働きやすい環境を整備するには、企業の産休や育休などの制度の改善が一番重要であり、そのための企業への要請活動を進めるべきではないか?

 A 各企業にアドバイザーを派遣して、出産しても仕事を継続できる環境づくりなどのための県の「アドバンス認定」(多様な働き方ができる制度を導入する企業を県が認証)を多くの企業が受けるよう、今後も要請していく。

3 信州就活応援プロジェクト事業(学生の県内就職の促進)

 Q 若者の定住のためにも極めて重要な事業であるが、大学生や親が長野県に優良な企業が多いことを知らないために、県内企業を就職先に選ばないことが考えられるため、情報発信を更に充実すべきではないか?

 A 学生向けの就職支援のポータルサイトを立ち上げたが、更に事業を充実する。