月別アーカイブ: 2015年9月

安保法案が成立しましたが・・・

安保法案が参議院で賛成多数で可決され、法案は成立しました。

私は、参議院特別委員会での強行採決を経て、参議院本会議で法案が可決されたことは、余りにも性急なことであり、多くの国民は納得しないと思います。

また、この法案は委員会での政府側の答弁がぶれ、法案としての不完全さも指摘されました。

また、多くの憲法学者が、法案は憲法に違反していると指摘しており、法案の基本的なことでも問題があるとされています。

私も色々な方々から意見を聞いていますが、法案には反対する意見が多いと思います。

子供を持つ親からは、「この法案は子供たちを戦場に送るものだ」とする意見もあり、多くの国民はこの法案を、支持していないと思います。

今回は、国民的な反対運動が盛り上がっています。政党色のある反対運動とは異なると思います。こうした運動を、無視してはいけないと思います。

この法案は、これまでの日米の友好関係を基本として、日米軍事連携をより強固にしようとするものですが、果たして米国は日本が考えるほど、日本を重視しているのでしょうか?

もう一つの問題点は、憲法の解釈に関わる事項を閣議で決定したうえで、新たな法案を制定していいかということです。やはり、憲法の解釈に重大な影響がある事項は、憲法改正の必要性の議論を経たうえで、正式な手順を踏むべきと考えます。

今回の性急な動きは、安倍首相の独走によるものと、多くの国民は感じているのではないでしょうか。

政府は、「国民を守る法案」と言っていますが、誰が国民を守るのでしょうか?

安倍首相が守ってくれるのでしょうか?

先の大戦において「国のため」に亡くなっていった方々の死を、無駄にしてはいけません。

私は、こうした重要な事項は仕切り直して、多くの専門家の意見を聞き、国民の民意を確認しながら、慎重に議論を進めるべきではなかったかと考えます。


伊那市河川関係事業期成同盟会の要望に参加

河川治水砂防期成同盟会27,9

9月17日(木)に、伊那市河川・治水・砂防促進期成同盟会の県建設部長への要望活動が県庁で行われ、地元県議会議員として参加しました。

要望には、市長と大沢川・小黒川・小沢川・棚沢川の各期成同盟会の会長が参加し、改善個所の要望を行いました。

この4河川は、市内を流れる主要河川ですが、いずれも急峻な地形にあるため、ゲリラ的な豪雨が降った場合、山から一気に大量の水が流れ出し、水が堤防を乗り越えたり、堤防を破壊したりする恐れがあります。

従って、計画的な護岸強化工事などが必要です。

特に、これらの河川は住宅地域を流れているため、流域住民の生命の安全を確保するためにも、早期の整備が必要です。

この度の関東・東北地区の豪雨災害を見ても、河川の整備がいかに重要であるか、理解することができます。

また、河川内の堆積土砂や立木・草などの除去も必要です。

大水が出た場合には、これらの障害物が水とともに流れ出て下流を襲い、被害が拡大する恐れもあります。

豪雨災害のハード面の備えとしては、森林の整備や砂防工事・河川改良工事の実施などがありますが、あらゆる効果的な手段を取らなくてはなりません。

私も、今後議員活動を通じて、住民の安全の確保のために努力していきたいと考えています。


分杭峠気場シンポジウム開催

分杭峠気場発見20年シンポ

9月12日(土)に、伊那市長谷で分杭峠気場発見20周年記念シンポジウムが開催され、参加しました。

分杭峠は、国道152号線の伊那市長谷と大鹿村の境界に位置する峠です。

今から20年前に、この峠の頂上付近から少し山に入ったところで、気場が発見されました。

気場とは、健康に良い気を発生させる「ゼロ磁場」があるところを言います。

この気場は、日本で最長の巨大活断層である中央構造線の真上に位置し、二つの断層がぶつかり合うことによりエネルギーが凝縮する「ゼロ磁場」とされています。

そして、この気場は、世界でも有数のパワースポットであると言われています。

このことは科学的には、立証されていませんが、ここに来ると「気持ちがよくなった」「痛いところがなくなった」「病気が治った」などと言う人がいて、全国的に有名になりました。

一時は年間10万人もの方がここを訪れたこともありましたが、今でも年間2万人以上の方が訪れています。

シンポジウムでは、国際ジャーナリストの中丸薫さんの基調講演がありました。

中丸さんは大変長谷を気に入っており、これまで何回も訪れています。

中丸さんによると、この気場は世界的にも有数のものであるとのことです。

パネルディスカッションもあり、それぞれのパネラーからは中丸さんと同様の説明があり、分杭峠を含めた長谷地域は非常に「気」がいいところで、健康に良い場所であることが報告されました。

私たち市民は、まずこんな素晴らしい所があることを知り、これを地域の資源と考え、大いに誇りにすべきと思います。

そして、これを広く情報発信し、地域の活性化につなげていくことが望ましいと考えます。

長谷の地域が健康づくりのメッカとなることを目指し様々な環境整備を行うことにより、国内外からさらに多くの誘客を図ることができると考えています。