県議会の会期中は、自宅から県庁へ通勤することが困難になります。

このため、議員には議員会館が用意されています。

会館は県庁の北にありますが、昭和４０年代に建設されたもので、執務室を兼ねています。

部屋は６畳１間で、キャビネットとコタツ（兼座卓）が備えられています。

執務室を兼ねていますが、机・椅子はありません。

また、布団類は議員が用意します。トイレと風呂、洗面所は部屋にはなく、共同となっています。

私の部屋の同一階には３０近くの部屋がありますが、トイレは２か所で、大便所は１ヵ所に２つしかなく、うち和式が１つ、洋式が１つで、私のような洋式派には辛いものがあります。

食事は、以前は施設で提供されていたそうですが、今は一切ありません。

このため、食事は外食をするか、コンビニ弁当を買うかの選択になりそうです。

一昨日、自家用車に布団や着替えや洗面用具などを積み込んで、議員会館に搬入作業を行いました。

１人での生活は大学生以来で、楽しみと不安が入り混じった複雑な心境です。

大学時代は、旧３高時代の寮がそのまま残されている吉田寮に入り、６畳１間の生活を送りました。裸配線が残る古い木造建築で　廊下を歩くとギシギシと床板のきしむ音がしました。風呂場がないため、近くの銭湯へ通いました、もちろん、洗面所もトイレも共同でしたが、楽しい生活でした。

伊那市の小沢地区にある芝桜の庭園（「小沢花の会」運営）が見ごろを迎えており、毎年５月の連休を中心に市内外から多くの愛好者が訪れます。

特に富士山をイメージした芝桜の山は人気があります。公園のバックには、残雪が美しく輝く南アルプスの山々が連なっており、最高の景観が楽しめます。

この公園は、会の代表である池田清和さんが退職後の生きがい作りにと、２２年前に自らが所有する田んぼに芝桜を植えたのが始まりです。

その後池田さんの活動に賛同する小沢地区の皆さんが、公園づくりに協力するようになり、今では芝桜祭りの期間中には、来園者の接待などにボランティアも協力するようになりました。

２２年前、私が伊那市役所の企画係長に就任し、新たな企画を考えていた時に池田さんと出会い、地域主体の花いっぱい運動を進めるきっかけになりました。その後市内の各地域では、池田さんの活動を参考に、道路の沿道などを活用した花いっぱい運動が盛んになりました。

私は、毎年連休になると小沢の地を訪れ、芝桜の花を楽しんだり、池田さんご夫妻との花談義に花を咲かせたりしています。