6月議会で一般質問(4)

Ⅱ 女性の尊重について(1)

1 人口減少の原因と対策について

Q1 長野県の人口減少の原因をどう分析し、県では人口の減少を緩和するために、これまでどのような施策を実施し、どのような成果をあげているのか? また、今後どのように施策を進める方針か?

A1(知事)

  特に20歳前後の皆さんが県外に転出して中々戻ってこないという社会減が、本県の人口減少の大きな要因。この対策として、妊娠から子育てまで切れ目ない支援体制の構築や、教育環境の整備、移住政策等に取り組んできた。若い世代が安心して子どもを生み育てられる県になるように、また企業や人材をひきつけられる魅力ある地域となるよう、様々な施策を総動員して取り組んでいく。

 

Q2 長野県では若い女性の県外への流出超過の実態があるが、現状をどのように認識し、その原因をどのように分析しているのか? 

A2(知事)

特に20~24歳の女性の転出超過が男性の1.5倍近い。このうち約9割が東京圏への転出超過。女性については「公共交通機関が便利、都会の暮らしが好き」ということで、県外への就職を選ぶ傾向が強い。本県の魅力を若い世代に分かりやすく伝えていくことが大切。若い世代を対象とした意識調査を今後も随時実施していく。

 

Q3 県では若い女性の流出超過を抑止するために、今後どのように対応していくのか?

A3(企画振興部長)

20代前半の流出抑制については、就職活動期の若者に伝わる効果的な情報発信が必要。20代後半以降の世代については、引き続き子育てや教育環境の整備、暮らしやすく魅力的な街づくりなどの取り組みを着実に推進する。