2月県議会で一般質問(3)

Ⅰ 高校改革について(3)

2 再編統合による新校について(1)

(1) 校舎等の整備について

・ 地域では、再編による新校については、ソフト・ハード両面からの新しい学校づくりを目指し、校舎等が新築または改築されることに大きな期待を抱いている。

・ 一方、これまでの県教委の説明会等において、会場からは「県の財政状況が悪化していることから、再編整備に必要な財源を確保することは無理である」との意見も出されていることから、再編による校舎整備等に関する県の姿勢をこの際明確に示すべきと考える。

Q 今般、県は令和7年度までの中期財政試算(令和3年度予算案の資料)を公表したが、その中には高校再編により誕生する新校の校舎等の施設整備に係る財政需要は含まれているのか? また、施設整備の推進や施設整備に係る財源の確保について、中長期的な考え方は?

A(知事)

今回の中期財政試算では、一定の仮定のもと設計及び工事値の一部を反映している。具体的な施設整備の内容やスケジュールは、各地域の関係者から意見や提案をいただき、教育委員会において再編整備計画及び再編実施基本計画を策定し、その内容を踏まえて県としての施設整備の在り方について検討を深めていく。中長期的には厳しい財政運営が避けられない見通しではあるが、地方交付税措置のある地方債を可能な限り活用するほか、活用可能な建物については長寿命化を図っていくなど、将来世代に過度な負担とならないように意を用いていく。