道路の長寿命化が課題

道路は作ってしまえばそれで終わりではなく、長期間にわたってその機能を維持しなければなりません。

そのためには、いかに道路の適正な維持管理を行うかが大切であり、国も県も道路の「長寿命化計画」を立て、計画的に補修工事などを行っています。

適時に補修工事などを行うことにより、道路や橋などの寿命を延ばすことができます。

今年1月に、高遠地籍の国道361号の斜面が崩れるという事故が発生しましたが、これを見ても適時適切な補修工事の必要性を痛感します。

私は2月の県議会定例会の一般質問で、この道路の崩壊箇所について取り上げ、今後恒久的な安全対策を行うべきと提案しました。

道路の状態については、車で走っていると中々気づきませんが、歩いているとよく分かるものです。

先日家の近くをウォーキングしていた時に、市道の擁壁が外側(水路側)に倒れかかっている箇所を発見しました(写真は伊那市東春近車屋地籍)。

このまま放置すると擁壁が徐々に倒れ、事故が発生する危険性が高まるため、早期の対策が必要です。こうした対策も、道路の長寿命化の一環として重要です。

長寿命化は、農業水利施設についても同じことが言えます。

過去に整備した農業用水路が老朽化し、水がコンクリートの水路から漏れてしまう箇所が多くあります。

現在土地改良区などで計画的に長寿命化対策を行っていますが、修繕が必要な個所に対して、国の予算が追いついていないのが現状です。

道路や農業水利施設の長寿命化を図るための、国や県の予算の確保について、議員として活動していきます。