議会で一般質問(1)

10月4日(火)に、9月議会定例会の一般質問を行い、知事等に質問や提案を行いました。

今回は、高齢者への支援に関して質問しました。概要を3回に分けて報告します。

 

1 高齢者の事故防止について

Q1 高齢者特有の事故原因をどのように分析し、今後どのような対策を講じているのか?

A1(警察本部長)

・ 高齢運転者特有の事故原因については、安全不確認やアクセルとブレーキの踏み間違いなどの運転操作の誤りによる事故の比率が高い。

・ 警察では、事故を起こした高齢運転者に対する個別指導、交通安全教育車を活用した交通安全教育、安全運転サポート車の体験乗車会などを実施している

Q2 免許証返納者には「運転経歴証明書」が発行されており、これを持つメリットが県民に理解されていないことから、周知を図るべきと考えるがいかがか?

警察として運転免許証を返納しやすい環境づくりのために、どのような取組を行っているのか?

A2(警察本部長)

・ 警察では、料金の割引等により運転免許証を返納した高齢者の生活を幅広くサポートする「長野県警察シニアサポート制度」を行っている。

・ 制度についは、HPへの掲載や免許窓口において個別説明などを実施しており、自治体とも連携しながら支援制度の周知を図る。

・ 免許を返納しやすい環境づくりについては、免許センターや警察署のすべての免許窓口に相談担当者を配置している。令和2年8月からは免許窓口まで遠い地域にある7交番にも運転免許自主返納窓口を拡充した。

Q3 「運転経歴証明書」を提示した際のタクシー料金の1割引は、免許証返納者にとって大きな支援となっている一方で、コロナ禍や物価高騰によりタクシー事業者の経営状態は悪化したことから、タクシー事業者への支援の継続や更なる充実をすべきでは?

A3(企画振興部長)

・ 県ではタクシー事業者に対し、コロナ禍における運行継続支援や燃料価格高騰に対する支援を行ってきたほか、ユニバーサルデザインタクシーの車両購入費への助成、人材不足を解消するため二種免許取得費用への助成も行っている。今後ますますタクシーの利用ニーズが高まることが想定される中で、タクシー事業者への支援を継続していく。