県議会9月定例会が閉会

9月24日(木)に開会した県議会の9月定例会が、10月9日(金)に閉会しました。

最終日には知事提出議案の採決が行なわれ、全ての議案が原案のとおり可決・されました。主な議案は、コロナ関連と昨年の台風19号災害・今年7月の豪雨災害への対応に要する補正予算案と、信濃美術館の改築に伴う条例改正案(名称変更を含む)などです。

「長野県信濃美術館」から「長野県立美術館」への名称変更については、長野市選出の議員を中心に名称変更に反対する意見も出されていましたが、採決の結果は賛成多数で可決されました。

最終日には担当委員会からの2議案(意見書)が提出され、全会一致で可決されました。

一つは、危機管理建設委員会提出の「災害からの復旧・復興及び国土強靭化等に向けた社会資本整備の促進を求める意見書」です。

もう一つは、環境文教委員会提出の「わいせつ行為により教員免許が失効した者に関する厳格な制度の構築に向けた検討を求める意見書」です。これは、わいせつ行為を行い懲戒免職となった教員は教員免許が失効しても、3年経過すれば再取得が可能となっているため、懲戒免職になった教員が再び教壇に立ち、再びわいせつ行為を行う事件が問題となっているためです。

この2つの意見書は、衆参両院議長、内閣総理大臣、担当大臣などへ送られます。

議会の会期中は議員会館に泊まり、毎朝善光寺まで散歩をしています。先日は善光寺の宿坊の一つである「正智坊」の玄関先に植えられた柿と楓が美しく紅葉し、キンモクセイが甘い香りを漂わせていたことから、思わず歩みを止めてしまいました(写真)。

長野もこのところ朝夕はめっきり冷え込んでいますが、これからは木々が色づいて深まりゆく秋を楽しむことができます。