県議会委員会の現地調査に参加

看護大学
長野県看護大学

 

中央病院
伊那中央病院

9月7日(月)・8日(日)の2日にわたり、県議会県民文化健康福祉委員会の現地調査があり、参加しました。

今回は、南信地域の県機関や委員会に関係する施設などの調査を行いました。

保健福祉事務所・児童相談所などの県出先機関や長野県看護大学、岡谷市民病院・伊那中央病院などを調査しました。

このうち、長野県看護大学では、学長ほか大学職員や学部学生との懇談を行いました。

大学側からは、入学生の7割が県内出身者で、卒業生の約6割が県内に就職しているとの報告がありました。

また、学生との懇談では、今後の進路などについて学生の考えを聞きました(写真)。

参加した学生のうち県内出身者の多くが、県内への就職を希望しています。

学生からは、「就職先の医療機関で希望する診療科に配属されるのか。」「大学で学んだことが医療現場で通用するのか。」「将来産休や育休を取得した後に職場に戻ったとき、仕事にスムーズに入っていけるか。」などの不安の声も聞かれました。

私は、伊那中央行政組合の助役として中央病院の運営に関わった経験から、学生の皆さんの心配に対しては、現場ではしっかりと対応できる体制になっているから心配がない旨の話をしました。

伊那中央病院では、病院長ほか職員との懇談を行いました。

病院からは、産科医について、産休や育休で休んでいる医師があり 医師が大幅に不足しているため、分娩への対応に苦慮している旨の報告がありました。

また、県内最先端のメディカルシミュレーションセンターを見学しました(写真)。

高度な研修ができるシミュレーション医療機械が整っており、医師の確保につながると期待できます。

今回は、医療関係の施設などを調査しましたが、上伊那地域は医師数が県内で一番少ない地域であり、各医療機関では医師確保に大変苦労している状況を把握することができました。

今後、県においては特別な対策を講じて、上伊那地域の医師の確保を図らなければならず、そのために私もしっかりと活動しなければならないと考えます。