県医療審議会を開催

9月13日(金)に長野市で県医療審議会が開催され、委員として出席しました。

審議会は、医療に関する重要事項を審議するために設置されており、定数は20名で医師、歯科医師、薬剤師や学識経験者などが知事から任命されています。議会からは、私が任命されています。

今回、知事から「医師確保計画」と「外来医療計画」の作成について諮問を受け、今後議論を重ねた上で計画案を知事に答申することになります。

「医師確保計画」の策定については、まず「医師偏在指標」(医師がどれだけ配置されているか地域間で比較するもの)を出します。長野県は医師少数県ですが、2023年に医師少数県から脱するための医師数の目標値を設定し、その上で地域ごとの「目標医師数」を設定します。

現状では、上小、木曽、上伊那の順に医師が少ない地域となっています。

また、2036年の医師偏在指標が全国平均と同一の医師数を「必要医師数」と設定します。

これらの数値と供給医師数を見る中で、医師確保のための施策や医学部定員のあり方などを検討します。

「外来医療計画」の策定については、まず外来医師多数地域を設定し、また地域で確保すべき外来機能を見える化します。

その上で、この外来医師多数地域で新規開業する医療機関に、訪問診療、在宅当番医、予防接種等の協力を要請する事項を定めます。

また、外来機能を確保するための共同利用の計画や確保に関する施策を検討します。

私はこれまで議会で一般質問を行い、医師不足、産科医師不足の問題や総合診療医の養成など、医師確保に関するテーマに取り組んで来ました。

このテーマは、今回審議会で審議する内容と深く関わりがあります。

非常に難しいテーマを審議しますが、しっかり勉強しながら任務を果たせるように努力していきます。