河川・治水・砂防促進期成同盟会の総会

7月19日(水)に、伊那市役所で「伊那市河川・治水・砂防促進期成同盟会」の総会が開催され、同会の顧問として出席しました。

この会は、市内を流れる大沢川・小黒川・小沢川・棚沢川の治水・砂防事業を促進して、地域の安全を確保するために設置されており、市・議会・関係地区の役員・関係地区の市会議員・土地改良区役員で構成されています。

20日に梅雨明けが宣言されましたが、今から11年前の平成18年の7月20日には、伊那地域では梅雨前線によるゲリラ豪雨に襲われ、天竜川が増水して殿島橋が落橋したり、西春近地区の山が崩れるなど大きな被害が出ました。

当時私は、市の災害対策本部の副本部長として、徹夜で被害を最小限に食い止めるための活動をしました。

過日は、九州北部の豪雨災害が発生し、大変な事態となりました。未だに行方不明の方がありますが、一日も早く見つかることを祈りますし、早期の復旧・復興を願うばかりです。

今回の災害は、崩れた山から流出した流木が被害を大きくしました。改めて森林整備の重要性を痛感させられました。

長野県にも、豪雨により山地崩壊が起き、流木が発生する可能性の高い森林は多くあります。

近年はゲリラ豪雨が多発していることから、早期にそうした危険な森林の整備を進めなければなりません。

現在長野県では、森林税の存続・廃止の議論が進められていますが、こうした状況下では、森林税を存続し、税を活用して早期に計画的に災害に強い森林づくりをすべきと考えます。

災害に強い森林を作り、合わせて砂防事業や河川整備事業を計画的に実施し、安全な地域づくりをしなければならないと考えます。