新入社員激励会を開催

4月26日(木)に、伊那商工会館で伊那商工会議所主催の新入社員の激励会が開催され、会議所顧問として出席しました。

今年で37回目の開催となりましたが、18社(市役所含む)から95人が参加しました。

全国的な人材不足の中で、各社は優秀な社員を採用するのに大変苦労したようです。

地方の最大の課題は「地方創生」ですが、人口減少にストップをかけ、活力ある地域にしていくには、若者が地域に定着することが重要です。

未来を担う若者が地元に就職していただけることは、大変ありがたいことです。

若者の地元定着のためには、働く場の確保が不可欠であり、官民が連携して働く場の創出に努めなければなりません。

大学進学などで一旦は県外に転出しても、ふるさとに戻っていただくためには、地域の住みやすさや、優良な企業が多いことなどを知ってもらう努力が欠かせません。

現在上伊那地域では、産学官が連携して「郷土愛プロジェクト」を推進しています。

このプロジェクトは、地域を愛し、地域に誇りを持ち、地域に貢献しようと思える次世代育成活動や、キャリア教育などを行っています。

私が就職した時には景気は拡大基調にあり、大学の同級生のほとんどが都会の大企業や中央官庁に就職しました。

地方に就職するのは少数派でした。

私はふるさとに貢献したいという思いと家庭の事情もあって、伊那市役所に就職しました。今では、素晴らしいふるさとで家族にも恵まれて暮らすことができ、本当に良かったと思います。

新入社員を代表して日本濾過器㈱(伊那市)の北原優花さんが、「地域に貢献したい」と決意のことばを述べました(写真)。

すがすがしく若者らしい決意表明であり、前向きな姿勢が伝わってきました。

就職された皆さんの、ご活躍とご多幸を祈ります。