伊那市「西武建工㈱」元社長三澤氏を偲ぶ会


 

9月25日に、建設業「西武建工㈱」(本社伊那市。春日貞秋社長)の元社長の三澤芳久氏を偲ぶ会が執り行われ、参列しました。

三澤さんは、33歳の時に会社の前身である「西武ブロック」を設立しました。当時は、建築現場にブロックを使用することが多くあり、そこに目をつけて起業しました。

その後会社は順調に発展し、38歳の時に「西武建工(有)」に改組し、46歳の時に「西武建工㈱」の社長に就任しました。

三澤さんは、84歳で会社の監査役を退任するまで、長く会社の発展に尽力され、会社は現在伊那市内の建設業界ではトップの地位を築いています。

誠意のある工事の施工に努めており、工事実績は公共から民間まで幅広い分野に及び、高い信用を得るに至っています(写真はJR飯田線沢渡駅待合室:同社HPより)。

私は高校1年生の夏休み中に、旅行費用を捻出するために西武建工(有)の現場で土木作業員のアルバイトをしました。三澤さんを知ったのは、その時が初めてでした。

近所のおじさん達が西武建工で働いていたので、工事現場への行き帰りはおじさん達のバイクの荷台に乗せてもらいました。

現場は、伊那中央病院の屋外の改修工事だったと記憶しています。とても暑い日が続き、仕事に慣れないこともあって、毎日へとへとになって帰宅したことを覚えています。

お陰様でアルバイト料をしっかりいただき、夏休み中に関東方面へ旅行に行きました。自分のお金で旅行したのは初めてでしたが、いい経験をさせていただきました。

その後私は市役所へ就職し、市役所の助役の時代には、当時の小坂市長が三澤さんと懇意であったことから、親しくさせていただきました。

色々と教えていただき、また楽しくお付き合いもさせていただきましたので、亡くなられたのは大変残念です。

三澤さんの御冥福をお祈りします。