伊那市東春近の農事組合法人「田原」(中村博組合長)が自家栽培したリンゴの「フジ」を使用したワインとシードル(発泡酒)が製品化され、2月1日(金)の販売開始を前にして、1月31日(木)に試飲会が開催され、地元県会議員として出席しました。
当日は組合の役員や製造・販売などの関係者が出席し、ワインに合った食事を味わいながら、楽しい試飲会となりました。
それぞれ大変飲みやすく、参加者の評価も上々でしたが、つい飲みすぎてしまいそうです。
製造は伊那市にある「伊那ワイン工房」が受け持ち、1年余りをかけて今年1月に酒販免許を取得し、この度販売にこぎつけました。
法人では、米・麦や野菜、リンゴ・ブドウを栽培していますが、6次産業化を目指してこの事業に取り組んでいます。
この取組により遊休農地の解消や地元の雇用創出を図るとしています。
この法人は、2004年に設立され、現在は83戸の農家が参加し、リンゴは1.2haの農地に植えられ、フジなど5種類が栽培されています。
2008年からは、組合員の手により広大な耕作放棄地の農地整備事業が行われ、農地が蘇りました。業者に工事を委託しない手作りの開墾事業で、農水省からもその手法に高い評価を受けており、農林水産大臣表彰を受賞しています。
2017年から商品開発に取り組んでおり、100%ジュースやジャムを製造してきました。
ブドウも栽培していますので、数年先にはブドウのワインやシードルも製造していく方針です。
ワインは甘口とやや辛口の2種類で720ml入り1400円、シードルはハーフボトル(375ml)800円、フルボトル(750ml)1500円(いずれも税込)です。
ワインショップで販売していますが、ネットでも注文できます(問合せは、ワインショップ担当の伊藤さん(090-2561-7559)。
これからの法人の活躍に、大いに期待したいと思います。