月別アーカイブ: 2018年2月

2月県議会の議案勉強会を実施

2月13日(火)から15日(木)まで県議会会派の議案勉強会を実施しました(写真)。

この勉強会は、2月定例会が開会されるのを前に、議案として提出される平成30年度の予算案や条例案等について勉強し、一般質問や委員会の審議に生かそうと実施したものです。

3日間にわたり、各部局の担当課長から議案の内容説明を受けました。予算の内容は多岐にわたり、条例も多くの件数がありますので、短時間で理解することは困難ですから、今後時間をかけて資料に目を通す必要があります。

3月6日(火)から12日(月)に常任委員会で議案の審査が行われますので、この日程をにらみながらしっかり勉強しなければならないと考えます。

私は3月2日(金)の午後に一般質問を行うことが決まりました。

まずは、一般質問の原稿の作成を急がなければなりません。

定例会は、2月16日から3月16日まで開催されています。


西天竜発電所の大改修事業

伊那市小沢にある長野県営「西天竜発電所」は昭和36年に建設され、以来56年にわたり稼働してきましたが、老朽化が進んでいたため全面的な改修を行うことになり、平成28年度から設計業務を進めていました。

この度建設工事に着手することになり、2月9日(金)に現地で安全祈願祭と起工式が行われ、地元県会議員としてまた議会文教・企業委員会委員として出席しました(写真は起工式で式辞を述べる小林公営企業管理者)。

この発電所は、西天竜幹線水路(岡谷市地籍で天竜川から取水し、辰野町・箕輪町・南箕輪村を経て伊那市に至る延長25㎞の、「上伊那郡西天竜土地改良区」所有の農業用水路(昭和3年に完成))の流末から取水して発電しています。

この水路は老朽化しているため、常に改修工事を実施する必要がありますが、県は取水する見返りとして、応分の費用を負担しています。

私は、昨年11月議会定例会の企業委員会で、この発電所の大改修と水路の改修費用の負担について質問をしました。

今後の水路の改修費用について、県では多額の負担を継続して行うことになるが、確実に負担することができるのか質問しました。

県では、「固定価格買取制度」に基づき高額な単価で売電することにより毎年利益が出るため、改修費用を負担することは十分に可能である旨の答弁がありました。

長野県は水資源に恵まれていますから、自然エネルギーの活用を進めるためにも、今後も県として積極的に水力発電所の建設を進めるべきと考えます。


上伊那獣医師会が創立70周年

2月4日(日)に、箕輪町で上伊那獣医師会(佐藤一也会長)の創立70周年記念式典が開催され、地元県会議員として出席しました。

式典の中で、長年にわたって会の発展に貢献された方々の表彰がありました(写真は上伊那獣医師会長表彰を受ける田畑安彦氏(伊那市))。

同会は昭和23年に上伊那獣医協会として発足し、現在は80人の会員を擁しています。

発足当初は伊那保健所内に事務所を置いていましたが、その後伊那家畜保健衛生所内に移し、平成15年には自前の事務所を開設して現在に至っています。

会では「人と動物の共生」を目指して、牛や豚などの産業動物や犬猫の健康管理、公衆衛生や家畜衛生、動物愛護の普及啓発活動などを行っています。

以前は家畜に関する業務が主なものでしたが、社会の変化によりペットの健康管理に関する業務が増えています。

現在は、口蹄疫・牛海綿状脳症(BSE)・鳥インフルエンザなどの感染症予防対策や災害時の対応、食品安全対策にも力を入れており、会の活動は私たちの生活に深く関わっています。

獣医師は、畜産や酪農の振興には不可欠な存在であり、昼夜を問わない活動には頭が下がります。

獣医師というと、「加計学園」の岡山理科大獣医学部(愛媛県今治市)の新設問題が議論されていますが、獣医師の実際の需給状況や将来における獣医師の需要と供給のバランスはどうかなど、真剣な議論を望むものです。