月別アーカイブ: 2015年9月

県政報告会を開催

県政報告会を開催27,9西春近

9月6日に東春近、11日には西春近で それぞれ約100名の皆様に参加していただき 県政報告会を開催いたしました。今後も各地区で開催の予定です。

会では、4月以降の議員としての活動内容や、6月議会定例会の一般質問や委員会での様子などを報告しました。

自民党県議団と自民党との関係について聞かれるケースが多いため、このことについても説明しました。

私は自民党県議団に所属していますが、県議団の活動範囲は、県政に関わることだけに限定されています。従って、国政に関することで県議団として活動することはありません。

今回、安保法制について国会で議論されていますが、県議団が法案を成立させるために行動するということはありません。

県政は国政の下請け機関ではなく、県と国はあくまでも対等な関係にあります。従って、国会から県議会に国政について行動するよう指示されることもありません。

私は、個人的には今回の法案は、民意や専門家の意見などから判断して、慎重に扱うべきものだと考えています。まだまだ国民は理解しているとは言えません。

私の公約についてもお話しました。いくつかの公約の中でも、特に国道153号「伊駒アルプスロード」(駒ケ根市~伊那市)については、リニア開通の伊那谷への経済効果を発揮させるためにも、開通の12年後までには全線を開通させなければならず、今後全力で活動することを説明しました。

また、10日に発生した台風による豪雨災害についても触れ、まず被災地の皆さんへお見舞いを申し上げました。

平成18年には伊那市でも豪雨により大災害が発生し、西春近地区でも甚大な被害を受けました。伊那市はアルプスという脆弱な地質の山があり、ゲリラ豪雨が発生すれば、大きな被害が発生する可能性があります。

今後は、森林整備や治山・砂防事業、河川改良事業の実施など、減災のための対策にしっかり取り組まなければならないと考えています。


県議会決算特別委員会の決算調査を実施

決算委員会27,9諏訪流域下水道  諏訪湖流域下水処理場

9月10日(木)、11日(金)の両日、県議会決算特別委員会による県機関の現地機関調査があり、委員として参加しました。

今回は、諏訪・下伊那地区の県機関に出向いて調査を行いました。主な機関は、地方事務所、建設事務所、保健福祉事務所、農業改良普及センター、諏訪湖流域下水道事務所などです。

その中で、私が指摘した主な事項や質問は次のとおりです。

<諏訪湖流域下水道事務所>

・ 施設の維持管理については、現在民間の業者に委託しているが、1社のみが応札していることから、入札をしても、契約の相手がその1社に特定されてしまい、入札の競争性に欠けてしまう。複数社による入札とするよう工夫すべきである。

<諏訪農業改良普及センター>

・ 農地中間管理機構(法人等の担い手に農地を貸し付けて規模拡大を図るための県の組織)の事業について、実績が目標面積を大きく下回っている。目標を達成できるよう工夫すべきである。

<飯田保健福祉事務所>

・ 不妊治療助成事業について、この事業による不妊治療の結果、出産につながった件数を掌握していないが、プライバシーの問題があるにしても、件数を掌握する工夫をすべきである。

・ 例規集の追録代を支出しているが、現在はインターネットで例規や制度は簡単に見ることができるので、例規集が真に必要か見直すべきである。

今回の調査の中では、決算上特に問題のある事業等はないと思われますが、常に改革・改善の視点をもって、事業を見直していく姿勢を持って欲しいと感じました。


県議会委員会の現地調査に参加

看護大学
長野県看護大学

 

中央病院
伊那中央病院

9月7日(月)・8日(日)の2日にわたり、県議会県民文化健康福祉委員会の現地調査があり、参加しました。

今回は、南信地域の県機関や委員会に関係する施設などの調査を行いました。

保健福祉事務所・児童相談所などの県出先機関や長野県看護大学、岡谷市民病院・伊那中央病院などを調査しました。

このうち、長野県看護大学では、学長ほか大学職員や学部学生との懇談を行いました。

大学側からは、入学生の7割が県内出身者で、卒業生の約6割が県内に就職しているとの報告がありました。

また、学生との懇談では、今後の進路などについて学生の考えを聞きました(写真)。

参加した学生のうち県内出身者の多くが、県内への就職を希望しています。

学生からは、「就職先の医療機関で希望する診療科に配属されるのか。」「大学で学んだことが医療現場で通用するのか。」「将来産休や育休を取得した後に職場に戻ったとき、仕事にスムーズに入っていけるか。」などの不安の声も聞かれました。

私は、伊那中央行政組合の助役として中央病院の運営に関わった経験から、学生の皆さんの心配に対しては、現場ではしっかりと対応できる体制になっているから心配がない旨の話をしました。

伊那中央病院では、病院長ほか職員との懇談を行いました。

病院からは、産科医について、産休や育休で休んでいる医師があり 医師が大幅に不足しているため、分娩への対応に苦慮している旨の報告がありました。

また、県内最先端のメディカルシミュレーションセンターを見学しました(写真)。

高度な研修ができるシミュレーション医療機械が整っており、医師の確保につながると期待できます。

今回は、医療関係の施設などを調査しましたが、上伊那地域は医師数が県内で一番少ない地域であり、各医療機関では医師確保に大変苦労している状況を把握することができました。

今後、県においては特別な対策を講じて、上伊那地域の医師の確保を図らなければならず、そのために私もしっかりと活動しなければならないと考えます。