西春近地区の現地調査を実施

8月29日(火)に、伊那市西春近地区で地元区長など関係者が参加して現地調査が実施され、地元県会議員として参加しました。

当日は、①1級河川小黒川の農業用水取入口(上井)改修要望箇所、②1級河川猪ノ沢川下流改善要望箇所、③国道153号信号機設置要望箇所(赤木地籍・写真)の3か所を調査し、地元区長などから説明を受け、意見交換を行いました。

①では、受益面積50haの用水の取入口の直下の堰堤の水叩き(堰堤を超えて流れ落ちる水を受けるコンクリート製構造物)が水圧で完全に崩壊し(写真)、堰堤本体も一部崩壊しています。今後豪雨による大規模な増水があった場合、堰堤全体が崩壊して取入口が崩壊する可能性があるため、早急に堰堤の改築工事が必要な状況です。

②では、平成18年の豪雨時には河川から溢れ出た水により周辺に浸水被害が出たため、平成25年に流水断面を大きくする改修工事を実施しました。しかし、河川の勾配が小さいため、増水時に山から流れ出た土砂が堆積し、河床が年々上昇して危険な状態にあるため、早急に堆積土砂を浚渫する必要があります。

③では、現在信号機が設置されていないため、国道の交通量が多い朝夕には、これと交差する市道から国道に進入することが困難な状況です。この交差点では交通事故が時々発生しており、安全の確保のために早急に信号機を設置する必要があります。

それぞれ地域住民にとっては切実な問題であり、解決のために議員としても活動していかなければならないと考えます。