県議会・決算特別委員会で質疑(3)

10月12日(木)13日(金)の両日、県議会決算特別委員会が開催され、委員として出席しました。今回は、平成28年度の観光部・産業労働部・建設部の決算審査です。

私が行った質疑や提案を3回に分けて報告します。最終回は建設部です。

1 道路管理事業(国・県道の歩道の草刈り)

Q 歩道の草刈りが不十分なため景観上も良くない箇所があるが、地域や民間企業の支援を受けたり、必要な予算を確保するなど改善すべきではないか?

A 予算の制限があるため、年1回程度の草刈りしかできないのが現状。道路アダプト活動団体(現在328団体)やアダプトサポーター(地域住民の活動を支援する組織。現在15団体)を増やしていく。

2 河川維持事業

Q 河川内に土砂が堆積したり草木が繁茂しているため、洪水時には被害を大きくする箇所があるが、景観上も防災対策上も改善すべきではないか?

A 防災対策上緊急性の高い個所を重点的に改善しているが、地域の要望に対して予算確保が不足しているのが現状。河川愛護活動に重機を提供したり公募型の立木伐採を増やしているが、予算の確保にも努める。

3 リニア中央新幹線を活用した地域振興事業

Q リニアバレー構想(リニア開通を見据えた地域振興策)について「伊那谷自治体会議」で議論しているが、地域のまちづくりの方向性が見えてこない。早急に具体的な議論を進めるべきではないか?

A まずは地元地域(伊那谷)が未来像を描き、これを実行するための行政や民間などの役割分担を決め、県はそれに対して支援していく方針であるので、まずは地元で早急に議論を進めてもらう。