上伊那薬剤師会が創立50周年

10月22日(日)に、伊那市内で一般社団法人上伊那薬剤師会の創立50周年式典が開催され、地元県会議員として出席しました(写真は式典での唐澤会長のあいさつ)。

薬剤師会は昭和42年に法人化しましたが、これは全国の薬剤師会でも最も早い取り組みでした。

当時は高度経済成長期であり、公害や環境悪化が社会問題化した時代ですが、会では法人設立と同時に会館を建設するとともに検査センターを併設し、河川や工場排水、水道水などの検査に積極的に取り組みました。

その後公益事業にも取り組むようになり、学校薬剤師活動、市民講座や薬草観察会の開催、禁煙教育などの活動を行っています。

近年では地域包括ケアシステムの推進のため、「かかりつけ薬局」としての役割が重要になっており、医療や地域福祉など幅広い分野での活躍に期待がかかっています。

一方最近では病院の病棟での薬剤業務が増えているため、総合病院では薬剤師が不足する事態にもなっており、人材確保のための潜在薬剤師の就業の促進も課題となっています。

医療や医薬品に関わる環境は今後ますます高度化・複雑化しますので、薬剤師の仕事は大変かと思いますが、市民の健康の維持・増進のために大いに活躍していただきたいと思います。