トンボの楽園

7月1日(日)に、伊那市富県新山のトンボの楽園でハッチョウトンボの観察会があり参加しました。

この観察会は、新山山野草等保護育成会が主催したもので、市内外から多くの見学者で賑わっていました。

ハッチョウトンボは、環境省が「良好な自然環境を知る目的として選定した生物指標昆虫」です。

日本では最小(2cm)のトンボで、平地や低山地の水の枯れない日当たりの良い湧水湿原にのみ生息します。

オスは赤色、メスは黄色と黒の縞模様が特長です(写真はオスとメスのつがい)。

ここ新山は、日本有数のハッチョウトンボの生息地として知られています。

10数年前に偶然近くの農家の方がトンボを発見し、地元の皆さんが保護してきました。

ここ新山地区は自然環境がとても良いことで知られ、最近は転入希望者が増えています。

地域の皆さんは、移住・定住促進のための活動にとても熱心です。

小さなトンボから始まった地域活性化の運動は、次第によい成果が出ており、全国的にも注目を集めています。

当日は、地元産の農産物、地元の人気パン屋さんのパンなどの販売がありました。

地元の女性グループの皆さんは、猛暑の中 汗をかきながら炭火焼の五平餅を作って下さっていましたが、出来立ての五平餅は大人気でした。