「行者そば祭り」を楽しむ

27,10,18行者そば祭り

10月18日(日)に、伊那市の西部山麓にある小黒川渓谷の内の萱(うちのかや)で「行者そば祭り」が開催され、私もおいしいそばをいただきました。

当日は秋晴れの大変暖かい日になりました。

美しい紅葉が始まった内の萱スポーツ公園の会場には、「行者そば」を楽しもうとする人々が訪れ、朝早くから順番を待つ長い行列ができました。

「行者そば」は、今から1300年前に駒ヶ岳(中央アルプス)に修行に向かう「役小角」という行者が、世話になったお礼にと、一握りのそばの種を内の萱の里に置いていったことに由来します。里人はこれを「行者そば」と名付け、大切に守り育て、今日に伝わったと言われています。

このそばは、大根の絞り汁の入ったつゆ(「からつゆ」と言います)を付けて食べるのが特長で、大根の甘辛さがそばにとてもマッチし、独特のおいしさを味わうことができます。

この祭りは毎年この時期に開催(1日限定)されますが、おいしさのあまり、毎年遠くから訪れる方もあります。

信州と言えば「そば」で有名ですが、伊那市では「高遠そば」をはじめ様々な味を楽しむことができます。